先生とスタッフのコラム

田中ウィメンズクリニックの先生が普段感じていること、日常をお伝えするコラムです。


2月1日
副院長
当院では麻酔科医である私が産婦さんとご家族に無痛分娩についてお話しする“麻酔科外来”を行なっております。ほとんどの方が麻酔をされた事がない、入院もなさった事がない方ばかりですので、ご本人やご家族に麻酔についての不安がおありだと思いますので、お話して解消していただくことが本来の目的です。どんなご質問、ご相談も喜んでお受けしております。

最近は妊娠する前から無痛分娩を出産方法として考えておられる方が多いようです。歯医者さんでは治療の前に局所麻酔が当たり前のように、お産の麻酔も当然という時代が日本にも来るといいですね。

1月6日
院長
妊娠末期にマタニティビクスをやると、お腹が張って陣痛が始まったり、破水をしたりするのではないかと心配する方がいらっしゃいます。
 当院が、マタニティビクスを出産間際まで行うようになって30年近くなりますが、そういうことはまだ1例もありません。全国でも年間10万人の妊婦さんが、当協会の認定インストラクターによって、マタニティビクスを行って出産をしていますが、そういう報告は1例もありません。
 それには訳があるのです。
 分娩という営みは、人間の闘争的・活動的な状態(交感神経緊張状態)の中で始まるのではなく、安息的・静止的な状態(副交感神経緊張状態)の中で発来するものだからです。
 ですから、お産は夜が多いのです。試しに、お知り合いの出産された方10人に、出産の日時を聞いてみて下さい。8人が診療時間外の分娩になっている筈です。もしも、たまたま6人とか7人でしたら、もう10人の出産時間を調べて下さい。8対2になります。

12月5日
副院長
早いもので師走を迎えました。
周産期医療の崩壊が報道される中、より良いお産を目指してチーム医療を提供すべく取り組んで参りました。

365日24時間体制でもあり大変なこともありますが、
新しい生命の誕生にかかわる仕事というのは、喜びも多いものです。
一ヶ月検診などで大きくなった赤ちゃんや、しっかりとママやパパになっている皆さんの笑顔に、スタッフも元気をいただいています。

来年も一人でも多くの妊婦さんに安全で快適な無痛分娩を提供できる事を目指しております。
皆様良い新年をお迎えください。

11月
院長
今回は更年期のQOLを高く保つ秘訣をお話しましょう。  
更年期には約30%の女性が尿失禁に悩みます。ちなみに同世代の男性では5%にみられます。なぜ発症率が男性よりもこんなにも高いのか?そのわけは、分娩時に受けた骨盤低筋群の損傷が、年令と共に進む筋の萎縮によって発症の原因となるからです。   
私たちの普段の生活の中で営まれる生理現象で、筋肉や靭帯が断裂をしたり、皮膚の裂傷を受けることはありません。人類の分娩は生理的許容範囲をはるかに越えた非生理現象であることを証明しています。  
更年期の尿もれや子宮脱を予防しQOLを高く保つためには、分娩による骨盤低筋群の裂傷をできるだけ軽くする必要があるのです。そのためには妊娠中にマタニティビクスを励行して骨盤低筋群の柔軟性を高め、分娩に際しては痛みによって筋肉の硬化するのを防ぎ、痛みがなければ上手にいきむことができるので裂傷を最小限に抑えることができるのです。  
無痛分娩は胎児に対する安全性が高まるだけでなく、産後の体力の回復を早め、さらに数十年先に訪れる更年期のQOLにも良い影響をもたらすのです。

10月11日
副院長
良いお産とは?
最近は出産にも様々なスタイルがあります。
人生に一度か二度しかないと考える女性も多く、たくさんの情報や自分のお産に対するこだわりをお持ちの方も多くなりました。  
その時に一番大事なことは安全性です。医学ではもちろんのことなのですが、建築、食など様々な分野で今、安全性が見直されていますね。
元気なわが子を抱いてお母さんが元気に育児をできるように導くことが私たちの使命だと考えています。
ですから良いお産とは、出産前に皆さんが思い描いているスタイルとは違ったとしても、お母さんと赤ちゃんが元気であれば100点満点の良いお産だといえます。

9月
院長
女性の一生の中で、一番美しいのは一人産んだ後と言われています。妊娠・出産によって卵巣機能が成熟し、程よく付いた皮下脂肪によって芸術の原点と言われる曲線美と、しっとりした肌が魅力的な女性をつくりあげます。  
ただ、一点だけ残念な事が残ります。それは体型だけは悪化する点です。でも大丈夫、妊娠中はマタニティビクスで安産に備え、産後はアフタービクスでボディアライメントを元に戻し、腹筋を鍛えれば体型は改善します。  
そうなると人生最高の美しいママが出来上がります。そして、これは更年期のQOLを高く保つ秘訣でもあるのです。この点については次回お話いたします。

7月31日
副院長
無痛分娩の需要増加
無痛分娩を希望される妊婦さんが増えています。
“陣痛の痛みを我慢してこそ、母性が育つ”という科学的根拠はありませんし、そんな理由で麻酔を選ばないという時代は去ったと最近感じます。
母性(父性も)というのは妊娠中から徐々に育まれたり、子育てと共に育まれるものだと思います。子育てしなくても母性のある方もいます。
痛みのないお産で生まれて、愛情いっぱいに育つ子どもが増えるように私たちも頑張って行きたいと思っております。

6月27日
院長
妊娠中の生活について
妊娠中を楽しく過ごすことが、赤ちゃんの精神発育上とても大切だと思っています。
甘いものはダメ、脂っこいものはダメ、カロリー制限、旅行ダメ、飛行機はダメ、温泉はダメ、ダメダメづくしの禁止や制限は、ストレスを与えるだけで何にもなりません。  
食べたい物を食べたい時に好きなだけ食べ、楽しい毎日を送りながらしっかり運動をする、すなわちエネルギーをいっぱい入れていっぱい出すと、理想の体重増加で出産を迎えられます。
理想的な体重増加は、標準体重プラス8kgです。例えば、身長160cmの標準体重は54kgですから、身長160cmで普段の体重が50kgの方は12kg、もし58kgならば4kgの体重増加が適正です。

12月1日
副院長
田中ウイメンズクリニックの林です。
ホームページをご覧くださりありがとうございます。
このページを通じて、当院とスタッフに親しみを感じていただき、 私達の日々の仕事にご理解をいただければ幸いです。
日本ではまだまだ無痛分娩は普及しているとはいえませんが 当院ではスタッフが一丸となり、快適で安全な無痛分娩を提供できるよう 頑張っておりますのでどうぞよろしくお願いします。

1月21日
院長
当院はお産の時だけでなく、その後の子育ての応援にも力を入れていますので何なりとご相談下さい。

当院で生まれた赤ちゃん碧君主役のNHK TV放送3本、
(1)赤ちゃん成長の不思議な道のり
(2)赤ちゃん秘められた力に迫る
(3)赤ちゃん脳と体の成長の神秘
のうちの(3)がこの度、『科学放送 高柳記念賞』を受賞した為、1月21日午後10時にNHK総合TVで再々放映されました。映像で何度見せても成果が上がらないのに、同じ人が直接対面して同じことをすると学習効果が上がること、同じ月例の赤ちゃん同志が交流を持つと、寝返り、お座り、ハイハイなどが突然出来るようになるなど、人との係わり合いを持つことがいかに大切かということ、当院の産後クラブの存在意義を裏打ちしています。その他、1歳くらいまでの環境がいかに重要かということがよくわかりますので、見なかった方は外来受付にご連絡くだされば、DVDをお貸ししています。

急に寒くなりましたが、妊娠中の運動習慣は免疫力を高め、病気に負けない体になっているはずです。アフタービクスにも是非おいで下さい。

また、4月12日(土)、13日(日)、パシフィコ横浜展示ホールC・Dにて体験型情報発信イベント、マタニティフェスタ2008(第4回)を開催します。展示ブース136のほとんどが超一流の企業(63社)です。山下公園の桜も咲いています。是非、ご家族でご来場下さい。

12月1日
院長
院長の田中康弘です。
妊娠中の運動習慣やお産に対する私の考え方にご理解を頂きありがとうございます。
喜んでいただけるようなお産ができたとすればそれは皆様一人一人の努力の賜物です。
赤ちゃんに対するひたむきなお気持ちが報われたことを心から有難く思っています。
新しくできたこのコラムに私も時々書かせてもらいます。
どうぞよろしくお願いします。

12月1日
副院長
田中ウイメンズクリニックの林です。
ホームページをご覧くださりありがとうございます。
このページを通じて、当院とスタッフに親しみを感じていただき、 私達の日々の仕事にご理解をいただければ幸いです。
日本ではまだまだ無痛分娩は普及しているとはいえませんが 当院ではスタッフが一丸となり、快適で安全な無痛分娩を提供できるよう 頑張っておりますのでどうぞよろしくお願いします。

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