お腹の中の赤ちゃんの子育てに父親が積極的に参加しやすいように土・日・祝日も平日診療を行っています。そして父親やご家族に都合の良いように土・日曜日や祝日の分娩をお受けしています。
日本の産科施設の診療平均時間は2006年では1年間の時間の約20%(正月休みを12/29〜1/3とした場合、月〜金9時〜17時では18.9%、土曜日9時〜12時が加わると20.5%)です。当院は年中無休の診療体制なので33%の診療時間となっています。尚、診療時間外の深夜などでも日中同様に無痛分娩を実施し、常に帝王切開可能な体制を維持しています。
当院でお受け出来る分娩について
最近、産科施設においては、分娩の大部分を占める正常妊娠は一般産科施設で行い、ハイリスク妊娠(多胎妊娠・合併症を伴った妊娠(心臓病・高血圧症・糖尿病・妊娠によってリスクの高くなる疾病)はNICU(新生児集中管理施設)のある大学病院や周産期センターと呼ばれる施設が受け持つという病診連携体制が出来ています。
当院は一般産科施設なのでハイリスク妊娠の分娩をお受けすることが出来ません。
高齢妊娠や極端な肥満や極端なお痩せ(るいそう症)過呼吸症候群、不安神経症等もハイリスクですが、このような方は日頃の生活習慣によってリスクを低くすることも可能です。妊娠前の生活習慣の御指導は院長特診でお受けしています。
7月のコラムで、高齢、肥満、るいそう、不安神経症、過呼吸症候群などのハイリスクは普段の生活習慣の見直しでリスクを低くすることができるので、このような方は妊娠する前に相談に来て下さいと書きましたが、一件の問い合わせもありません。やはり妊娠前の相談は無理なのだろうと知りました。
そのため来月からは当院でお受けできない妊娠の中に上記のハイリスクを加えることにしました。但し、高齢初産は分娩予定日が40才を越える場合としましたのでご了承下さい。