当院では、優秀な助産師を常時8名前後確保して、妊婦様1人に対して、つねに助産師1〜2名が最後まで担当する体制をとっています。小さな変化も見過ごさない、いつどんな事態にも迅速に対応できる、親身で行き届いた分娩管理に努力しています。
妊娠中の悩み事や疑問には専属のペリネイタルカウンセラーがご相談にのります。ペリネイタルカウンセラーは妊婦様と医療者との間に立って妊婦様の側から応援するのが役目です。
妊娠中に起こりがちなマイナートラブルや不安を解消し、妊娠中を楽しく過ごすことが胎児の精神形成に良い影響を与えると信じています。
胎児期の次に大切なのは生後の3ヵ月間で、この時期に父母がどのように児と向き合うかがその児の一生を大きく左右すると思います。当院ではこの時期の母児の支援に力を入れ、赤ちゃん主役のパーティ「産後クラブ」を開催して赤ちゃん同士のふれあいのきっかけを作り、月齢を同じくする児たちの交流の大切さを知ってもらいます。赤ちゃん同士のふれあいは、従来の公園デビューでは遅すぎます。但し赤ちゃんにも個人差があり、個々の赤ちゃんの発育状態を見て、目安としては首が据わったら始めてください。 そして「産後クラブ」に参加することで、マタニティビクスを通じてお友達になったママたちが、産後は児と共に交流を続けるのが理想的です。 その他、ベビーマッサージやスキンケアなど楽しい育児生活に向けてのアドバイスも行っています。
「人間は初期ほど大切」というのが昔からの私の信念です。 最も大切なのは胎児期、次に生後3ヵ月の間、そして3歳までの生活が人の一生に大きな影響を及ぼします。 この大切な時期の父親の積極的参加ほど重要なものはありません。胎児期からの育児に父親も積極的に参加すること、妊娠13週から運動を始めるなど、胎内の自然なプログラムに即した妊娠生活や疲労の少ない出産などを提唱している当院の姿勢や選択的無痛分娩を理解していただくために院長特診日を設けました。