当院における無痛分娩は、硬膜外麻酔(局所麻酔)により陣痛の痛みを取り除く、最も本格的な分娩管理です。当院の田中康弘院長はこの「硬膜外麻酔による無痛分娩法」を日本国内で最も早く1973年の開院当初から導入し、さらに分娩第一期の始めからの無痛を世界に先駆けて確立しました(「論文と出版物の項参照」)。 欧米の医学先進国では90%以上の分娩が、「硬膜外麻酔による無痛分娩法」で行われており、世界のお産の主流となっています。しかし、日本ではハイリスク妊婦、すなわち何らかの合併症(妊娠高血圧症候群、心臓病、糖尿病等)がある場合などには、最も安全な分娩法(医学的適応)として硬膜外麻酔による無痛分娩を推奨していますが、ローリスクの分娩まではまだ実施できないのが現状です。 そうした中で、最初から最後まで痛くない母児に優しいお産を全例で実施しているのは、当院だけの実績です。
- ・局所麻酔なので胎児に麻酔はかかりません
- ・局所麻酔なので母体の意識も明瞭です
- ・呼吸器、循環器、精神面へのストレスを軽減
- ・分娩管理により出産日を指定できる
- ・普通の分娩と同様に自分でいきんで産める
- ・落ち着いて、出産の感動を大きく実感できる
- ・出産時の体力消耗が少なく、産後の回復が早い
- ・急変により帝王切開が必要になった場合でも、
すでに麻酔の準備ができているので迅速に手術に移行できる