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2.なぜ塩分を? |
- 私達の食生活には塩分のとりすぎの傾向があります。
天然の海水には72種類ものミネラルが含まれていると言われています。汚染されていない深海の海水を自然の風と太陽熱で蒸発させて作りあげた食塩ならば、特に制限する必要はないと言われています。 しかし、現在私達が摂っている塩は全く別の塩化ナトリウムです。特にファーストフードやインスタント食品・外食・加工食品の塩分がそうです。ナトリウムは水分を組織にためるだけでなく、血管を収縮する作用もあり、多量摂取を続けると、高血圧や全身の浮腫をまねく恐れがあります。(妊娠中毒症)
- 妊娠中毒症は、肥満やるい痩症などの血液循環の悪い妊婦に起こりやすく、おなかの赤ちゃんが大きくなると母体への負担が増加し、その負担に耐えきれなくなった状態です。高血圧、たんぱく尿が主な病状です。放置しておくとお母さんだけではなく赤ちゃんにまで悪い影響を及ぼします。毎日体をよく動かし、食事に注意して中毒症を予防しましょう。妊娠中毒症は生活習慣の是正によって防げる病気です。
*妊娠中毒症にならないための食事の原則
- 塩分制限!(1日摂取量は6gまで)を目標とします。
- うす味を心がけ塩分を多く含む加工食品には注意しましょう。
1)調理法
- 酸味を利用する。
酢 :酢の物(三杯酢)・甘酢煮・寿司・鍋物(ポン酢) レモン:ホイル焼き・絞り汁(フライ、焼き魚、蒸し物)ゆず・かぼす トマト:トマト煮・トマトケチャップ 果 物:オレンジソース・りんご重ね煮
- 油を利用する。
サラダ油・ゴマ油・オリーブオイルを使って、炒め物炒・め煮・天ぷら・フライ・マリネにします。材料の持ち味が、濃縮されて外に逃げないようにし、香ばしい風味が、塩気がなくても楽しめます。
- 香りを利用する。
香味野菜:しそ・三つ葉・しょうが・ねぎ・セロリ・パセリ
香 辛 料:胡麻・しょうが・カレー粉・マスタード・わさび
種 実 類:胡麻・くるみ・アーモンド・ピーナッツ
そ の 他:のり・きなこ・ワイン
- 焦げ味をつける
醤油を焦がして使う:料理を仕上げる時に醤油を鍋肌にまわし、ちょっと焦がすと独特の香味がある。
砂糖を焦がして使う:キャラメルソースを煮物に使うと、醤油で煮た時のような色がつき、見た目に満足が得られる。
焦げ目をつける:肉・魚などに、程よい焦げ目をつけると香ばしい香りがついて、うす味でも美味しい。
- 新鮮な素材で、持ち味をいかす
生ものを調理する時は鮮度の悪い物程、臭いを消すために味付けが濃くなるものです。
2)塩味以外の味の利用!
- 酸味:南蛮漬け・酢漬け(ピクルス)・マリネ・酢の物
苦み・渋味:焦げ(魚・野菜の網焼き物・焼きおにぎり)
甘み:甘煮・グラッセ・果物・野菜(さつま芋・かぼちゃ)の甘味
旨味:だし(鰹節・昆布・煮干し)・のり(のり巻き・刻みのり)・椎茸昆布(昆布じめの刺身)
3)いろいろなドレッシングの作り方!
- ・白ごま+砂糖+酒+みりん+みそ
・醤油+ポッカレモン
・トマトジュース+オリーブ油+レモン汁 ・トマトピューレ+人参ジュース+粒マスタード
4)目で見る調味料の塩分比較
5)食品に含まれる食塩の量
| 食品名 | 目安 | 重量g | 食塩g |
| 穀類 |
| 食パン | 6枚切1枚 | 60 | 0.8 |
| フランスパン | 丸型1コ | 100 | 1.6 |
| そうめん、ひやむぎ(乾) | 1人分 | 100 | 3.0 |
| うどん(ゆで) | 1玉 | 300 | 0.3 |
| インスタントラーメン | チャルメラ1袋 |
| 5.9 |
| スパゲッティー、マカロニ | 1人分 | 100 | 0.4 |
| 乳製品と油脂 |
| プロセスチーズ | 三角形1コ | 25 | 0.7 |
| スライスチーズ | 1枚 | 20 | 0.6 |
| バター | 小さじ1 | 4 | 0.1 |
| マーガリン | 大さじ1 | 13 | 0.3 |
| 調味料に含まれる食塩量 |
| 粉末だしの素 | 小さじ1 | 4 | 1.2 |
| コンソメ顆粒 | 小さじ1 |
| 1.2 |
| カレールー | 1人分 | 15 | 1.5 |
| シチュールー | 1人分 |
| 2.4 |
| めんつゆ | 1人分 | 50ml | 4.4 |
| 中華ドレッシング | 小さじ1 |
| 0.4 |
| イタリアンドレッシング | 小さじ1 |
| 0.2 |
| 魚介類とその加工品 |
| あじ(開き干し) | 1尾 | 30 | 0.9 |
| しらす干し | 大さじ1 | 5 | 0.6 |
| 塩さけ | 1切れ | 70 | 0.6 |
| かまぼこ | 1切れ | 30 | 0.7 |
| さつま揚げ | 1枚 | 60 | 1.5 |
| はんぺん | 2枚 | 100 | 2.0 |
| たらこ | 1/4腹 | 20 | 1.3 |
| ツナ(缶詰) | 1缶 | 80 | 2.0 |
| 肉類 |
| ロースハム | 1枚 | 20 | 0.4 |
| ベーコン | 1枚 | 15 | 0.3 |
| あらびきウインナー | 3本 | 50 | 1.3 |
| 漬物 |
| 梅干し | 1コ | 10 | 2.1 |
| たくあん漬 | 1人分 | 20 | 1.4 |
| 野沢菜漬 | 1人分 | 20 | 0.5 |
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6)外食、加工食品に含まれる塩分
- a)外食アドバイス
- そば・うどん・ラーメンなどの塩分は、ほとんどが汁に含まれています。減塩のためには、汁を残しましょう。
- 丼物はご飯にツユがしみこんでいるので、塩分が多くなります。
- 西洋料理は、和食や中華に比べて、塩分の少ないものが多いのですが、主食をパンにすると、つけるバターで塩分がプラスされるので要注意です。
- 定食や丼物についている漬物は残したり、醤油をかけないように習慣づけるようにしましょう。
- b)外食の塩分量
| 料理名 | kal(カロリー) | 塩分(g) |
| うどん・そば |
| ざるそば(のり) | 253 | 3.0 |
| きつねうどん | 360 | 4.7 |
| たぬきうどん | 392 | 4.6 |
| 天ぷらそば | 456 | 4.6 |
| ごはん |
| かつ丼 | 971 | 3.3 |
| 天丼 | 917 | 3.0 |
| 親子丼 | 688 | 3.8 |
| 牛丼 | 641 | 3.9 |
| にぎりずし(上) | 490 | 3.4 |
| いなりずし(1コ) | 187 | 1.0 |
| 中華料理 |
| ラーメン | 460 | 5.7 |
| チャーハンとスープ | 707 | 3.8 |
| 中華丼 | 777 | 3.8 |
| ギョウザ(5コ)たれ付き | 310 | 2.3 |
| レバにら炒め | 434 | 5.0 |
| 冷やし中華 | 520 | 5.0 |
| 洋風料理 |
| ミートソース | 680 | 2.2 |
| ピラフ | 647 | 2.6 |
| ドリア | 614 | 3.0 |
| リゾット | 490 | 5.8 |
| カレーライス | 666 | 2.6 |
| ハンバーグ | 511 | 3.4 |
| ビーフシチュー | 487 | 1.9 |
| オムライス | 675 | 2.6 |
| ミックスサンド | 567 | 2.7 |
| ミックスピザ | 669 | 2.2 |
| ファーストフード |
| チーズバーガー | 307 | 1.4 |
| フライドポテト(Lサイズ) | 421 | 0.5 |
| フライドチキン(3ピース) | 542 | 3.9 |
| 調味料ミックス |
| 五目ずしの素(1人分) | 63 | 2.8 |
| レトルトカレー(1人分) | 211 | 2.3 |
| ミートソース(缶)1人分 | 368 | 1.5 |
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- c)外食(塩分が多い)した次の日の食事のポイント
- ア)カリウムの多い食品をとる
*取り過ぎた塩分を、カリウムの多い食品が体の外へ出してくれます。
*外食、加工食品の多い方は気をつけて取りましょう。
カリウムの多い食品(1日2〜4g)
さつま芋1/2本 (460mg)
![[具体例]](image/h1.gif) |
バナナ1本 (390mg)
![[具体例]](image/h2.gif) |
ほうれん草2株 (518mg)
![[具体例]](image/h3.gif) |
昆布結び昆布2個 (183mg)
![[具体例]](image/h4.gif) |
納豆1包 (330mg)
![[具体例]](image/h5.gif) |
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- イ)食物繊維をしっかり取る
*食物繊維は腸の中でナトリウムを吸収し、便といっしょに排泄してしまうのです。
食物繊維の多い食品BEST 10(1日20〜25g)
| 食品名 |
1回使用料 (g) |
繊維 (g) |
| ごぼう |
50 |
4.1 |
| 切り干し大根 |
20 |
4.1 |
| ホウレン草 |
80 |
2.8 |
| とうもろこし |
80 |
2.7 |
| 芽キャベツ |
50 |
2.6 |
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| 食品名 |
1回使用料 (g) |
繊維 (g) |
| 春菊 |
80 |
2.6 |
| オクラ |
30 |
1.5 |
| ピーマン |
60 |
1.4 |
| れんこん |
50 |
1.3 |
| にんじん |
50 |
1.2 |
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![[すまし汁]](image/a.gif)
<妊Pにちょうど良い塩分のすまし汁(2人分)>
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1.運動と食事のとり方 2.なぜ塩分を? 3.鉄分をたくさん摂ろう
4.カルシウムをたくさん摂ろう 5.便秘をしない食事 6.喉の乾きや疲れをいやすドリンク
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