ぷにゅぷにゅ赤ちゃんの
お肌のお手入れ
[doc] どーも、どーも皆さん、
お元気でお過ごしですか?
<田中ウイメンズクリニック>院長の
田中でございます。
今日のお勉強コーナーでは、
赤ちゃんのお肌のお手入れについてお話いたします。
産後のご自分のお肌の手入れも大切でしょうけれど、
しばらくはデリケートな赤ちゃんのお肌のケアを第一にしてくださいな。

1.なぜスキンケアは必要?
[イラスト]赤ちゃんは本来、もっと長い間お母さんのお腹の中でゆっくり過ごすはずでした。
ところが、人間の知能がどんどん発達して行ったため、身体が充分に成熟するまでお腹の中にいると、頭が大きくなりすぎて出られなくなってしまうようになったのです。
だから人間の赤ちゃんは、お腹の外に出られるぎりぎりいっぱいまで育ったところで、「早産」の状態で生まれてくるのです。

[イラスト]お母さんのお腹の羊水の中は寒さや暑さ、乾燥や紫外線、細菌や有害物質からも守ってくれていました。
ところが、まだまだ守られているはずだったのに生まれてきちゃったわけですから、生まれたての赤ちゃんのお肌はそれはそれは柔らかく、傷つきやすいのです。

赤ちゃんのお肌のお手入れの基本は2つあります。
      「清潔」「保湿」です。
羊水の中はとても清潔で細菌はいません。
だから赤ちゃんのお肌は感染に対する抵抗力が弱いのです。
そして羊水の中は100%の湿度!
そんな中にいたお肌ですから乾燥が大の苦手なのは言うまでもありません。

 
2.赤ちゃんの発育に合わせたスキンケア
(1)「清潔」さのために
首や肘の内側などのように、皮膚がひだになってくっついているような所は、汗や垢で細菌感染を起こしています。その汚れを取り除かずにお薬を塗ったりすると、その汚れを全体に塗り拡げることになり、他のところにまで皮膚炎をつくってしまいます。
●まずは汚れを丁寧に拭き取りましょう
くびれている所はぬらしたコットンにオイル(スクワラン・オリーブオイルなど)を含ませて、やさしくそっとふき取ります。ゴシゴシこすると赤ちゃんの肌は傷つき、炎症を起こしてしまいます。ゆっくりと何度も拭いてきれいにしてあげてください。

●まめにシャワーで汗を流し、水分の補給を充分に
赤ちゃんは大人の2倍は汗をかきます。まめにシャワーで汗を流してあげると同時に水分の補給を充分にしてあげてください。あせもができてしまったら、水を5〜10滴ほど含ませたコットンにオイルを1〜2滴落としてシャワーの要領で汚れを拭き取ります。
[赤ちゃんの汚れやすい部位]
●ちょっと気になるこんな肌
1.ほほや額のポツポツ
2.頭の中のふけのようなうろこ状のかさぶた(脂漏性湿疹)

まず、オイルを充分に塗ってかさぶたが柔らかくなってからシャンプーや洗顔をしましょう。無理にはがさないように。

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赤ちゃんのお肌のお手入れ-2
「保湿」「マッサージ」「紫外線対策」

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