赤ちゃんは本来、もっと長い間お母さんのお腹の中でゆっくり過ごすはずでした。
ところが、人間の知能がどんどん発達して行ったため、身体が充分に成熟するまでお腹の中にいると、頭が大きくなりすぎて出られなくなってしまうようになったのです。 だから人間の赤ちゃんは、お腹の外に出られるぎりぎりいっぱいまで育ったところで、「早産」の状態で生まれてくるのです。
お母さんのお腹の羊水の中は寒さや暑さ、乾燥や紫外線、細菌や有害物質からも守ってくれていました。 ところが、まだまだ守られているはずだったのに生まれてきちゃったわけですから、生まれたての赤ちゃんのお肌はそれはそれは柔らかく、傷つきやすいのです。
赤ちゃんのお肌のお手入れの基本は2つあります。 「清潔」と「保湿」です。 羊水の中はとても清潔で細菌はいません。 だから赤ちゃんのお肌は感染に対する抵抗力が弱いのです。 そして羊水の中は100%の湿度! そんな中にいたお肌ですから乾燥が大の苦手なのは言うまでもありません。
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