2-2.お産に一番合っている麻酔ってどれ?
はい。もうお分かりですねー。そうです。硬膜外麻酔です。
お産の場合は「長時間の痛みを抑えて、自分でいきみができて、赤ちゃんに麻酔がかからず、お母さん自身が元気な産声を聞くことができ、すぐに抱きしめてあげられる」ってのが良い麻酔だとすれば、これを全部クリアするのが「硬膜外麻酔」なわけです。
お産の麻酔にはこの方法が最も良いということは、もう何十年も前から定説になっています。 なのに日本であまり普及していないのは次の三つの理由によります。
- お産は自然の営みなのだから薬など使うのは不自然で痛いのを耐え忍ぶのを美徳とする考え
- 無痛分娩に対する三つの誤解(1-3参照)
- 硬膜外麻酔は技術的に難しく、熟練した麻酔の技術と知識を必要とするからなんです。
無痛分娩の場合に注射する腰部の硬膜外腔の幅はなんと4〜5ミリしかありません。そこにバシっと針を留めて麻酔薬を注入することはとても難しいことなのです。
【田中ウイメンズクリニック】では分娩第1期からの無痛という最も本格的な無痛分娩を世界に先駆けて確立しています。これは永年にわたる麻酔に関する研究を通じて得た様々な知識とノウハウの結集とも言えるわけです。
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